研修医からのメッセージ

T.E 医師 研修期間 2017年2月~3月

 

私は2か月間、一般内科で研修させていただきました。

地域に根差した生協病院で、細分化された内科ではなく一般内科という大きなくくりで患者さんを診るという研修が実現できました。患者さんの生活背景や治療状況、退院後の生活にも目を向け、総合的なサポートを経験しました。主治医として患者さんに関わらせていただき、初めは自分に主治医が務まるものかと不安でしたが、全職種の方が垣根なく仕事をされており、相談や情報交換が非常にしやすい環境でした。医療的な面では先生方に、薬の投与方法・量などは薬剤師の方に、食事量や普段の様子などは看護師の方に、といったように顔を見て相談できたのも魅力的でした。

さらに、全職員の方が私を気にかけてくださっていて、手技を実際にさせて下さったり、検査を見学させていただいたりと、様々な経験を積むことが出来ました。実際にやらせて頂いた手技は、CV挿入・気管内挿管・骨髄穿刺・経鼻胃管挿入・胸腔穿刺・腹水穿刺・胃瘻交換・頚腹部エコー等です。また、院長には心電図の読み方も教えていただきました。心電図から分かること、そこからの検査や治療のオーダーなど循環器分野にも触れることが出来ました。内科回診では、身体所見の取り方も詳しく教わりました。

また、週に1度、担当症例の主訴から鑑別を挙げ、現病歴や身体所見より検査や治療を考えていく勉強会があります。単に、診断・治療をするのではなく、他の可能性や、プロセスが本当に適当なものであったかどうか等を見つめ直す良い機会になりました。

生協病院では毎日が非常に勉強になり、1分1秒でも無駄にしたくない、という思いで研修生活を送ることが出来ました。的確なアドバイスを下さった指導医の先生、丁寧にご指導いただいた先生方、コメディカル、事務員・秘書の皆さま 本当に2ヶ月間どうもありがとうございました。